経済産業省は23日、カーボンニュートラルへの移行に向けて製造業や電力・ガス、運輸などの各企業が参加する「GXリーグ」について、枠組みを見直すための議論を始めた。同リーグの力点を自社排出や電力使用に伴う二酸化炭素(CO2)排出量の削減から、サプライチェーン全体でのCO2削減に移し、自社排出などの少ない企業を巻き込める環境を整える。来年度からの適用を目指し、年内にも議論をまとめる。
「GXリーグにおけるサプライチェーンでの取組のあり方に関する研究会」の初回会合を開催した。座長は日本エネルギー経済研究所の工藤拓毅理事・電力ユニット担任が務める。