電事連が立ち上げた若い女性層向け情報サイト「Concent」
電事連が立ち上げた若い女性層向け情報サイト「Concent」

 エネルギーについて楽しく学ぼう――。電気事業連合会は9日、若い女性層をターゲットにした情報サイト「Concent」=写真=を立ち上げた。新しい層にアプローチするアイデアを求めて大手出版社、広告代理店と連携。家電グッズや電力施設周辺の街歩きスポット、現場で働く若者など、エネルギーを身近に感じられる情報を充実させた。専門的になりがちな内容も漫画仕立てにするなど分かりやすさを追求。電事連ホームページからアクセスできる。

 サイトを制作したのは、電事連、KADOKAWA、読売広告社による編集委員会。エネルギーに関心を持ってもらうには「こちらから(関心がない層に)歩み寄った情報提供が必要」(電事連広報部)と判断。一般消費者へのアプローチに長けた企業と組んだ。

 サイトには8つのコーナーを設けた。SNS(会員制交流サイト)で発信力のある女性を案内役に起用し、全国の電力施設と周辺スポット、エネルギー体験施設をリポートしてもらうなど、親しみやすい内容。電力各社の若手社員の仕事ぶりや人となりを紹介するコーナーもある。

 エネルギーについても分かりやすく、楽しく学べる。再生可能エネルギー賦課金の仕組みを漫画で解説し、もっと詳しく知りたい利用者のためにコラムや関連リンクを掲載するなど工夫した。電事連広報部は「月4本程度のペースで情報を更新し、サイトのファンを増やしたい」と話す。

Concentトップページ
http://www.concent-f.jp/

電気新聞2018年5月10日