電気が届く仕組み、自由研究にいかが?――。三菱電機は10日、同社のイベント施設「メトアギンザ」(東京都中央区)で、イベント「でんき島の大冒険」を開始した。架空の島「でんき島」を舞台に、電気を島中に届けるゲームなどのアトラクションを用意。発電や送配電の仕組みを体験しながら学習できる。大人だけでなく、夏休みを迎えた子どもたちも楽しめる内容となっている。期間は10月23日まで。入場は無料で、午前11時~午後9時まで開いている。
会場に入ってすぐ来場者を出迎えるのは、壁一面の大画面に映し出された「でんき島」。来場者はミッションをクリアしながら島中に電気を届けるゲームを楽しめる。ゲームは用意されたリストバンドを身に着けて参加するもので、腕を振った動きと画面が連動する仕組み。発電から送配電に至る一連の流れを、体を動かしながら学べる内容にしている。
「でんき島」のモデルは、中国電力が島根県隠岐諸島で取り組むハイブリッド蓄電池実証事業「隠岐ハイブリッドプロジェクト」。三菱電機は同プロジェクトで蓄電システムの構築を担った。会場では同プロジェクトの詳細も、展示で分かりやすく解説している。
このほか電気に見立てた大きなボールを転がして、送電の仕組みを学べるアトラクションなどを用意。火力などの基本的な発電の仕組みを解説するアニメーションも楽しめる。
電気新聞2019年7月11日