硬貨を入れてレバーをガチャと回し、取り出す玩具「カプセルトイ」に、関西電力の「黒部ダム」が登場する。タカラトミーアーツ(東京都葛飾区、宇佐見博之社長)が6月中旬から発売を開始した。関西電力が監修、ダム施工に携わった安藤ハザマが監修協力した。
価格は1回400円で全5種類。黒部ダムのジオラマ3種(観光放水、冬景色、建設中)と黒部ダムカレー、ライチョウのラインアップだ=写真。ダムにはミニダムカード、カレーにはミニダムカレーカードが付く。「ダムの底の方までは分からず、苦労した」(タカラトミーアーツ・ガチャ企画部の能代充範さん)と話すように、ダム湖の水面下、湖底まで表現されている。
スマートフォンアプリ「ガチャナビ」などで全国の取扱店が検索できる。また、黒部ダムへの玄関口となる長野県大町市の扇沢駅や、「くろよんロイヤルホテル」でも販売している。
黒部ダムでは6月26日から観光放水がスタート。小さなジオラマを持ち帰れば、壮大な放水を見た余韻も、ひときわ長く続きそうだ。
電気新聞2019年6月4日
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