長野県内の水力発電から電力が供給されていることを伝えるモニター(15日、軽井沢町)
長野県内の水力発電から電力が供給されていることを伝えるモニター(15日、軽井沢町)

 6月15、16日に長野県軽井沢町の軽井沢プリンスホテルで開催されたG20(主要20カ国・地域)エネルギー・環境関係閣僚会合では、運営に二酸化炭素(CO2)排出ゼロの電力が使われた。準備期間を含めた4日間、長野県内にある自然電力グループと長野県企業局が所有する水力発電所由来のCO2フリー価値を活用し、中部電力が供給した。

 閣僚らが議論した会場には大モニターが設置され、軽井沢プリンスホテル内の電力需要の推移をグラフで表示。長野県内の水力発電によって電力が賄われていることを伝えていた。世耕弘成経済産業相も15日の閣僚晩さん会冒頭などで、会場で使用される電力が長野県内の水力による地産地消であることを紹介した。

電気新聞2019年6月21日