一番列車からホームに降り立つ利用者を横断幕が出迎えた
一番列車からホームに降り立つ利用者を横断幕が出迎えた

 日本初のサッカーナショナルトレーニングセンター「Jヴィレッジ」(福島県楢葉町、広野町)が4月20日に全面再開し、新たな玄関口として整備されたJR常磐線の「Jヴィレッジ駅」も開業した。Jヴィレッジと新駅それぞれで記念式典も行われ、この日を待ち望んだ来場者が新たな門出を祝福した。

 澄み切った青空が広がった20日午前8時15分頃、Jヴィレッジ駅に初めての電車が到着すると、ホームは瞬く間に利用客であふれた。駅前広場では式典が開かれ、関係者によるテープカットや地元小学生によるくす玉割りが行われた。

 新駅は木戸駅(楢葉町)と広野駅(広野町)の間にあり、改札からJヴィレッジの入り口までは徒歩2分。Jヴィレッジで開催されるイベントなどに合わせ、一部列車が臨時停車する。

 サッカーゴールをイメージしたデザインの駅舎では、サッカー日本代表の応援歌としても使われるジュゼッペ・ヴェルディ作曲の「アイーダ」が流れ、「サッカーの聖地」としての雰囲気を演出していた。

電気新聞2019年4月23日