ランディス・ギアのスマートメーター「レベロ」

◆ゆらぎから設備異常予測

 スマートメーターは単なる計量器にあらず――。社会・生活を一変させたスマートフォンのように、スマートメーターを一種の「社会インフラ」と位置付け、様々なアプリと組み合わせて、新たな価値を生み出す試みが米国などで進んでいる。2025年度から次世代スマートメーターの導入が始まる日本国内でも、新たな潮流に対する関心が徐々に高まってきた。先行する海外の動向と、日本への示唆を探った。

 スマートメーターのスマホ化という観点で目下、注目を集めるプレーヤーがいる。スイスに本社を置く電力量計大手、ランディス・ギアだ。同社はスマートフォンのように、スマートメーターと多彩なアプリを組み合わせ様々な付加価値を生み出す将来像を描く。

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