地点登録した東近江開閉所内の敷地

 関西電力送配電は、キャンプ地として敷地を貸し出す事業に乗り出す。3月1日に東近江開閉所(滋賀県東近江市)の一部を山林のレンタルサービスに登録。1人で訪れる「ソロキャンパー」を対象に、送配電設備の眺望を楽しめる高台を提供する。8月末まで試行し、需要が見込めると判断すれば登録地点を拡大する方針だ。

 関西送配電によると敷地の一部をキャンプ地として貸し出す取り組みは、一般送配電事業者で初。山林の有効活用を検討した結果、電力設備を身近に感じてもらえるキャンプ地としての利用を滋賀本部の若手社員が発案した。鉄塔跡地や変電所も候補に挙がったが、キャンプ地からの眺めや駐車スペースを踏まえ、東近江開閉所での試行を決めた。

 メディコム(大阪市、木村正晴社長)が運営するマッチングサービス「YAMAKAS」(ヤマカス)に登録。利用料は月額1万1千円とした。ソロキャンパーはYAMAKASを通じ、申し込みや利用料の支払いをする。

 27日には滋賀本部が登録地点を公開。事業を発案した送電用地グループの石見雄大さんは「電力設備だけでなく滋賀県の魅力もたくさんの人に感じてほしい」と話した。

電気新聞2024年2月28日