「東京ストロベリーパーク」のストロベリーファーム
「東京ストロベリーパーク」のストロベリーファーム

 首都圏で初めて一年中イチゴ狩りを楽しめる施設「東京ストロベリーパーク」が4月29日にオープンした=写真。この施設は東京電力フュエル&パワー(F&P)が横浜火力発電所構内に開設し、一般客の受け入れを始めた。東電F&Pは既存の電気事業だけでなく、保有資産を活用した新規事業に挑戦する方針を掲げており、その第1弾となる。

 横浜火力発電所の遊休地に、年間約10トンのイチゴを生産するハウス栽培施設を建設した。発電所運営で培った技術を生かし、ハウス内の温度や湿度、明るさを自動制御する。発電所のPR館として活用していた建物を改装し、ビュッフェ形式のレストランやスイーツショップなども設置した。

 イチゴ狩りは予約制。予約はインターネットで受け付けている。中学生以上の料金は1~6月が2000円、7~12月が2980円。

 初年度は6万人の来場と2億円の売り上げを目指す。安定した集客を確保するため、インバウンド需要の獲得や旅行会社との提携に向けた検討も進めている。

電気新聞2018年5月2日