北海道発の電気自動車(EV)「ネイクル・タイプ3」の商業利用が、この春からスタートする。小型、静音、排ガスゼロといった特長を生かし、地域のニーズに応えるEVとして、今後の展開に大きな期待が寄せられている。
「ネイクル」は、道内10企業と中小企業基盤整備機構(中小機構)北海道本部がメンバーの「北海道発次世代EV研究開発・利活用プロジェクト」(NEVS)が開発した。都市部での観光や物品配達、野生動物の観察、高齢者の外出用といった使い方が考えられる。
インホイールモーターを搭載した「タイプ1」、車高やギア比を改良して雪道の走行性を高めつつ、全体のコストを抑えた「タイプ2」(キタキツネバージョン)=写真右=、2人乗りオープンカーで荷台が付いた三輪の「タイプ3」があり、車両の外装はオプションで変更可能。「タイプ3」に続き、「タイプ2」も納入に向けた動きが具体化している。公道を走る「ネイクル」が増えれば、一気に知名度が高まりそうだ。
電気新聞2018年1月22日
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