2026ミラノ冬季五輪にらみ
北海道電気保安協会(松原宏樹理事長)は27日、札幌市を拠点とする女子カーリングチーム「フォルティウス」のトップスポンサーになったと発表した。所属する小野寺佳歩選手(サード)を6月に職員に迎え入れ、2026年のミラノ冬季五輪への出場と金メダル獲得を目指すフォルティウスを全力で支援する。同協会は26年に創立60周年を迎える。長く事業を営んできた北海道にスポーツ振興を通じて役立ちたいとの思いが実り、トップスポンサーの契約締結に至った。
フォルティウスは昨年11月末に北海道銀行とのメインスポンサー契約が終了し、以降はクラブチームとして活動している。メンバーは吉村紗也香(スキップ)、船山弓枝(リード)、近江谷杏菜(セカンド)、小野寺、小林未奈の5選手。
フォルティウスとトップスポンサー契約を結んだのは北海道電気保安協会が2者目で道内の事業者として初めて。選手のユニホームに協会のロゴマークが入るため、認知度の向上も期待できる。6月から広報部に所属する小野寺選手には、SNSなど様々な媒体でフォルティウスの情報や協会の情報を発信してもらう予定だ。
27日には札幌市内で契約調印式と会見が開かれ、松原理事長と吉村、船山、近江谷、小野寺の4選手が出席。松原理事長と吉村選手が契約書にサインした。続いてあいさつした松原理事長は、ミラノ冬季五輪を目指すフォルティウスと「『挑戦』を合言葉に、思いを一つにしたい」と強調した。
至近では5月21~29日に北海道北見市で開かれる日本カーリング選手権大会で連覇を目指すフォルティウス。各選手は会見で、全力を尽くして戦うことを誓っていた。
電気新聞2022年4月28日