東芝は28日、大陸と大陸をまたぐ長距離の量子暗号通信を実用化するための基盤技術を開発したと発表した。同社は2020年から光ファイバーを用いた量子暗号通信サービスを提供しているが、数百キロメートルを超える長距離通信は技術的に困難だった。伝送中に量子信号が損失するなどの課題があるからだ。これを克服するため今回、衛星搭載用の量子鍵配送(QKD)送受信システムを開発。大陸間の長距離量子暗号通信の実用化に道を開くものとなる。今後は低軌道衛星と地上局間の長距離通信を27年度に行い、システムを安定して運用できることを確認する。