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東日本大震災から14年/大熊町長・吉田淳氏に聞く
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吉田 淳氏
 東京電力福島第一原子力発電所1~4号機や除染土壌の中間貯蔵施設を抱える福島県大熊町。義務教育学校や産業交流施設の開設など町の復興は徐々に進んでいるように見えるが、吉田淳町長は「まだスタートラインに立ったに過ぎない」と強調する。今後は町の居住人口を4千人に増やすため、帰還者や移住者の受け皿となる住宅の整備に意欲を示す。

 ――全町避難に追い込まれた東日本大震災から14年を迎える。
 「震災時に小学1年生だった子どもたちが今は社会人や学生などになっており、14年という年月の長さを感じる。一方で何年たっても震災が昨日起きたことのような気もして、不思議な感覚だ。いずれにせよ復興にはかなりの時間を要する。どれだけ時間がかかるのか見通すのは難しい状況だ」

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