カラスの巣の状態を確認する岐阜支社の社員 中部電力パワーグリッド(PG)岐阜支社(梅村英一郎支社長)は18日、カラスが電柱に作った巣を巡視・撤去する現場を岐阜市内で報道陣に公開した。営巣が最盛期を迎える3月から4月は、巣の材料となる針金や木の枝によって停電が多く発生する。岐阜支社は、停電を未然に防止するため、配電設備の巡視を強化し、3月末時点で約1300個の巣を発見し、約400個撤去している。
◆停電防止へ現場確認
カラスは産卵目的で2月下旬から巣作りを始めて、6月頃にひなの巣立ちを迎える。カラスは巣を撤去してもすぐに巣を作り「1羽のカラスが電柱に6回巣を作る」(岐阜支社配電技術グループ・日比敏之副長)場合もあって、対応に苦慮しているという。