日本原子力産業協会が4日に一部をウェブ上で公開した2025年版「世界の原子力発電開発の動向」によると、24年に世界で営業運転中の原子力発電所は23年から3基増加し436基となった。運転中プラントの合計出力は昨年から453万9千キロワット増の4億1698万キロワットとなり、発電設備容量が過去最高を記録した。中国は2基運開で合計57基に達し、基数では米国に次いで2位に躍り出た。24年は世界的に原子力推進の動きが活発化。電力需要の増加見通しとともに、エネルギー安全保障や脱炭素の観点から原子力への期待が高まっている。