◆自由な発想で変化に挑む
昨年、およそ14年ぶりに女川原子力発電所2号機が再稼働した東北電力。これを『再出発』として力強く歩みを始めた新年度、社長に石山一弘氏が就任した。東北発展への貢献、地域との信頼関係の深化という志は不変としたうえで、「常識や既成概念にとらわれない自由な発想が大切」と力を込める。まずは燃料高や2度の地震で大きく毀損(きそん)した財務基盤の早期回復に着手。エリア外での収益獲得にも積極的に機会を求めていく考えだ。変わらぬ信条「知行合一」どおり、実行力とスピード感をもった経営に乗…