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明電舎が風車レセプター国産化/落雷リスクを低減
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新開発のレセプター
 明電舎は31日、風車ブレードの雷保護部品であるレセプターを開発し、せたな町洋上風力発電所(北海道せたな町)で実証試験を開始したと発表した。真空遮断器の主要部品である真空インタラプター(VI)で使用する複合合金を採用し、優れた導電性と耐熱性を実現。雷によるブレード損傷やレセプターの交換作業頻度を抑える。海外風車メーカーが採用するレセプターの国産化率は現時点で0%(同社調べ)。2027年度までに販売を開始し、風車メーカーに売り込む。今後需要が立ち上がる洋上風力でも最適なレセプターとして提案していく方針。

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