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 電力広域的運営推進機関(広域機関)は容量市場の7月から入札が始まるのを前に、仕組みや意義を事業者・消費者に分かりやすく解説する特設サイトをオープンした=写真。日本全体で必要な供給力を効率的に確保するという市場の開設目的や、入札の概要、期待効果などに触れている。ツイッターとフェイスブックの公式アカウントも開設しており、容量市場に関する情報を発信していく予定だ。

 「かいせつ容量市場スペシャルサイト」を立ち上げた。供給力を応札する発電事業者と、落札費用を支払う小売電気事業者向けにページを分け、各事業者が「気になる点」を解説している。発電事業者向けには、応札の要件、落札供給力の決まり方、落札後の手続きなどを説明。供給力の確保義務がある小売電気事業者には、「容量拠出金」と呼ぶ支払い費用の算定方法や、支払いスケジュールなどを解説している。

 電源投資の予見性向上、供給力不足による電気料金の高止まりの抑制など、容量市場の導入で期待される効果にも触れた。

電気新聞2020年6月12日