熊本県氷川町で地震により折れた電柱を復旧する様子(30日、九州電力送配電提供)

 九州電力と九州電力送配電は31日、熊本県内で最大震度7を観測した「令和8年熊本地震」で損傷した高圧配電線の復旧作業を終えたと発表した。同日午後4時44分に送電を完了した。その一方で、低圧以下の変圧器や配電線、引き込み線については広い範囲で断線などの被害が出ている。両社は支店・支社から応援を受け入れ、スマートメーターを活用して停電状況を効率的に把握し、週内の早期復旧を目指す。

 地震により電柱84本が折損などの被害を受けた。停電への影響はなかったが、7カ所の変電所で碍子の破損などがあった。熊本県内では最大4万8530戸(7月28日午後5時9分断面)が停電した。

 現地では高速道路の隆起・ひび割れによる通行止めや迂回(うかい)による渋滞などが発生し、八代市、宇城市、氷川町で巡視に遅れがでていた。協力会社に加え中国電力ネットワークや四国電力送配電からも応援派遣を受け入れ、一体で復旧活動にあたった。

電気新聞2026年8月3日