◇今回の登壇者 壬生 守也氏(電力総連会長)
みぶ・もりや 1984年関西電力入社。関西電力労働組合本部書記長、同副執行委員長を経て、2019年関西電力労働組合本部執行委員長、関西電力総連会長、全国電力関連産業労働組合総連合(電力総連)副会長。23年より現職。
<今回の論点>
労働力人口減少の影響は電力産業においても例外ではなく、技能者の流出なども伴い、電力安定供給の担い手を継続的に確保することが難しくなっている。加えて、GX加速によって産業競争力向上や経済成長を促すという戦略を現実にするためには、それを支える人材や技術基盤が必須。現在の第7次エネルギー基本計画の検討に際し、電力関連産業の立場から「安定供給最優先」「エネルギー安全保障の確保」への軌道修正などを提言する。同時に、不確実性が高まるエネルギー情勢においても「人への投資」の予見性が確保できるよう抜本的見直しを実施していくべきだ。