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[東日本大震災から14年]デブリ採取、二度目への決意
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昨年のデブリの試験的取り出しで、パイプを押し込む作業員(東電HD提供)
 福島第一原子力発電所の廃炉作業で昨年11月、燃料デブリ(溶融燃料)の試験的取り出しという節目を乗り越えた。わずか0.7グラムのデブリだが分析によって、取り出し規模を増やす大きな足がかりになる。ただこの作業は高線量下で困難も多く、取り出し装置に付けるパイプを取り違えるトラブルもあった。春に2回目の取り出しを控える中、東京電力ホールディングス(HD)燃料デブリ取り出しプログラム部試験的取り出しプロジェクトグループマネージャーの中川雄介氏は協力企業との連携強化を通じて「同じミスは繰り返さない」と力を込める。

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