文字サイズ
[時流を問う]佐藤努氏/ナチュラルアナログの活用
3/3(5面)

佐藤 努氏
 アフリカ中西部に位置するガボン共和国には、かつて天然の原子炉が存在した。臨界を起こした核物質はその後、地下岩盤の奥深くで20億年にわたって保持されてきた。数万年単位の時間表現が飛び交う高レベル放射性廃棄物の地層処分を理解するには、こうしたナチュラルアナログ(天然類似現象)が役に立つ。第一人者の佐藤努・北海道大学大学院教授は、地層処分への理解を深めるためにも「ナチュラルアナログの専門家を育てていくべきだ」と訴える。

subscribe digital db

↑

close