東電HDの小早川らと会談するグロッシー事務局長(前列右から2人目) 国際原子力機関(IAEA)のラファエル・グロッシー事務局長は19日、東京電力福島第一原子力発電所を視察した。福島第一原子力の多核種除去設備(ALPS)処理水の海洋放出に関する追加的モニタリングとして、福島第一原子力の近傍の海水採水に立ち会った。視察後、「海洋放出に懸念を表明している近隣国が参加することで、モニタリングの透明性を維持することが重要」と話した。
IAEAのALPS処理水の海洋放出に関する追加的モニタリングは今回が2回目で、グロッシー事務局長の参加は初めて。中国や韓国、スイスの専門家とともに、海水の採水に参加した。その後、除去土壌の中間貯蔵施設も視察した。