溶融金属のブロック加工 米国で放射性廃棄物の管理や原子力発電所の廃止措置を手掛けるエナジー・ソリューションズ(ES)が、日本原子力研究開発機構(JAEA)再処理施設に使用済み燃料を輸送するのに使われた金属キャスクを溶融し、原子力関連施設向けの遮蔽ブロックとしてリサイクルに成功した。日本で発生した低レベル放射性廃棄物のうち初めて海外輸出された大型金属で、除染した金属資源として再利用される。リサイクルを手掛けるES子会社は昨年、欧州企業から8千トンに及ぶ大型金属リサイクルを受注しており、国際事業の柱として軌道に乗りつつある。