四国電力グループの坂出LNG(香川県坂出市、佐相敬一社長)は26日、運用する坂出LNG基地でLNGタンク1基などを増設すると発表した。主な供給先である四国電力坂出発電所で5号機の建設計画が進んでいることや、脱炭素化に向けて工場などの燃料転換需要が増えると見込まれることから、貯蔵能力の増強、受け入れ・供給の柔軟性向上を図る。タンクは2031年度の運転開始を予定している。
タンクは現在の18万キロリットル1基に隣接して、新たに18万キロリットル1基を建設し、容量を倍増させる。
また、ガス流量が1時間あたり50トンの気化設備1基も増設、現在の3基から4基に強化する。気化設備の運開は29年度を予定している。建設費は非公表。
四国電力が2月に建設検討を公表した坂出5号機は、60万キロワット級のLNGコンバインドサイクルで、31年度の運開を予定。将来的に水素混焼にも対応できる設備とする計画だ。4月には同機で長期脱炭素電源オークションを落札している。同基地からは現在、1号機(29万6千キロワット)、2号機(28万9千キロワット)、4号機(35万キロワット)に燃料供給しており、5号機運開後には大幅な供給量増が見込まれる。
また、同基地からは導管で地元ガス会社、近隣の工場などにガスを供給しているほか、四国全域にローリーでLNGを配送している。二酸化炭素(CO2)排出削減ニーズで供給先は増加傾向にあり、四国電力もガスの販売先拡大を図っている。
坂出LNGでは今後、準備が整い次第環境影響評価報告書を香川県知事に届け出るなど、環境影響評価手続きを進めていくとしている。
電気新聞2025年8月27日





