2024年の台風10号の全域シミュレーション結果(雨量) 横浜国立大学台風科学技術研究センター(横浜市)と富士通は、台風の接近に伴い発生する竜巻の予測に世界で初めて成功した。スケールが小さい竜巻の発生を従来の気象シミュレーターで予測すると計算量が膨大になり、4時間後の発生を予測するのに11時間以上かかるため実際には使えなかった。今回、坪木和久副センター長(名古屋大学教授)が開発した気象予報モデルをスーパーコンピューター「富岳」で動かすと、昨年の台風10号に伴う竜巻の発生を約2時間40分前に予測することができた。