1号水車で修理が行われていたニードル弁。奥の開口部はニードル弁の取り付け面(黒部川第四発電所) 関西電力は、黒部川第四発電所(黒四)の1号水車で22日、水の流量を調節する「ニードル弁」の部品修理を終えた。修理に伴い昨年7月から1号水車の運転を止めていたが、6月12日に運転を開始する予定。
1961年に営業運転を始めた黒四では、落差の大きい発電所に適した「ペルトン水車」が用いられている。1号水車は、有効落差545.5メートルで出力8万3千キロワット。黒四は4号水車まであり、最大出力は計33万7千キロワット。