三菱商事は9日、再生可能エネルギー電力由来の水素を活用して製鉄原料「還元鉄」の製造工程を低炭素化する実証に参画すると発表した。製鉄業界の二酸化炭素(CO2)排出削減に貢献する目的。三菱重工業の英国子会社、英豪資源大手、欧州製鉄メーカーの3社と組み、オーストリアで2027年中頃に鉄鉱石から還元鉄を作る実証プラントを稼働させる。一部工程に水素を使うことなどにより、一般的な高炉での製造に比べ二酸化炭素(CO2)排出量を75~80%減らす。商用化は30年代半ば頃の見込み。
denkishimbun.biz
採用情報