2025年3月19日(水)のエリアプライス東京と東京の気象の関係◆日本気象協会エネルギーソリューション課 宮崎千尋氏
昨年3月のエリアプライス東京およびシステムプライスの月平均価格は10円台前後で推移し、今月3月の前半も平均的には同水準にある。ただし、再エネ余剰や国際燃料市況の変動を背景に、時間帯による価格の振れは目立ちやすい。過去の3月を見ても、月平均では需給はひっ迫していないものの、特定時間帯に限り価格が不安定となる事例が少なくない。今年は3月1日に東京電力エリアで再生可能エネルギーの出力制御が行われるなど、天候や再エネ出力の変動が需給に反映されやすい局面にあり、朝夕には需給が急変する可能性がある。背景にあるのは、春先に寒気が一時的に流れ込む「寒の戻り」と、火力発電所などが定期点検に入って供給余力が薄くなりやすい点だ。