網袋に収納されたHiビーズ。中国電力が境港市の実証実験向けにサンプル提供した 中国電力は2日、同社の石炭灰製品「Hiビーズ」が鳥取県境港市のブルーカーボン推進事業に採用されたと発表した。同市の中浜港で行われる藻場造成の実証実験向けに、Hiビーズ約20キログラムを8袋、計約160キログラムをサンプル提供した。市が海藻の生育状況などを記録する。
Hiビーズは石炭灰のフライアッシュに少量のセメントと水を混ぜ、直径約10~20ミリメートルの粒状に固めて製造する。微細な穴が多く、目に見えない微生物の棲み家になるほか、養分であるシリカが溶け出るため、小さな海藻が繁殖するなどの特長がある。