電気新聞セミナー「スマート化進む電気保安 その最新の動向」

2017/08/30

デジタル技術を活用した保全業務の高度化、効率化の取り組みなどなどを紹介した

 電気新聞は8月1日、東京・有楽町で公開セミナー「スマート化進む電気保安 その最新の動向」を開催した。電気保安の分野でも近年は人工知能(AI)やIoT(モノのインターネット)といったデジタル技術が注目され、保全業務のさらなる高度化・効率化が期待されている。こうした動向をにらみ、電気保安のスマート化に向けた経済産業省の取り組みや、インテル、シーメンス、富士通の3社による最新の技術動向が紹介されたセミナーの内容を紹介する。

◇基調講演「電気保安のスマート化に向けた取り組み」

  経済産業省 産業保安グループ電力安全課課長補佐 伊万里 全生氏

伊万里氏20170801122732-D5P_2731

 電気保安のスマート化についてはこの2年ほど取り組みを進めてきた。背景として電力システム改革が進む中で、技術革新・ビジネススピードの加速、新規事…

◇講演「技術革新が導く電力業界の変革と新たなビジネスモデル」

  インテル インダストリー事業本部エネルギー事業開発部長 小倉 慎太郎氏

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 近い将来にAIによる業務の代替やビジネスの変革、労働従事者の世代交代が予想され、第4の産業革命とも呼ばれる状況も起こっている。しかし、これら…

◇講演「シーメンスにおけるデジタルサービス」

  シーメンス パワージェネレーション・サービス事業本部副本部長 一尾 泰啓氏

一尾氏27830497743493.3-599a4d48

 我々はデータを価値に帰るデジタルサービスで3つのノウハウを持つ。設計や製造など発電機器の「ドメインノウハウ」、発電の運用・保守などの「コン…

◇講演「電力会社様 保全・保安業務におけるIoT利活用について」

  富士通 社会システム営業本部新エネルギービジネス推進統括部第二推進部長 清 祥二氏

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 富士通は保全業務向けIoTソリューションを手掛ける。光ファイバーを温度センサーとして用いてAIで設備の異常予兆を検知する技術、ウエ…