電気新聞は、エネルギー環境教育に積極的な学校の取り組みなどを紹介する「エネエコ(エネルギー&エコロジー)新聞」を制作しています。
エネルギー環境教育の大きな目的は、エネルギーや環境に関して幅広く学び、エネルギー問題や環境問題の解決に向けて生涯を通じて主体的に判断し、行動できる人間を育成していくことにあります。エネルギー環境教育を積極的に実践している学校は、この目的に向けて「調べ学習」や発表などを通じて科学的なリテラシーを育み、判断力・思考力を向上させています。一方でその実践例を見てみると、やや「環境」に偏っており、エネルギー問題が取り上げられた印象は薄くなっています。
2011年3月の東日本大震災後、日本のエネルギー情勢は混迷の度を深めています。そんな中、2014年度から経済産業省・資源エネルギー庁による「エネルギー教育モデル校」制度がスタートし、エネルギー環境教育の中で「エネルギー問題」が前面に出てきました。
今回の「エネエコ新聞」は「原点に立ち返りエネルギー学習充実を」がテーマ。ジャーナリスト・作家・ミュージシャンとして幅広く活躍中のモーリー・ロバートソンさんのインタビューのほか、第9回「エネルギー教育賞」最優秀賞受賞の猪苗代町立長瀬小学校、岩手県立黒沢尻工業高等学校の取り組みなどを紹介しています。
すでにエネルギー環境教育を実践している学校のみなさまにも、役立つ内容となっております。ぜひ、ご活用ください。