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エネ業界最前線 [除染技術]

低レベル廃棄物除染用の樹脂塗料を拡販=ジャパンカーボライン

2012/08/01

5ガロン(約20リットル)缶入りの「Alara1146 Cavity Decon」

重防食塗料メーカーのジャパンカーボライン (東京都江東区、湯浅浩俊社長) は、低レベル放射性廃棄物の除染用に開発した水系ビニール樹脂塗料 「Alara1146 Cavity Decon」 の販売を本格化させている。 親会社の米カーボラインが、1979年のスリーマイル島原子力発電所事故後に除染作業の迅速・効率化を図るために開発。 以来、米国では原子力設備における除染作業に広く使われている。 日本では昨年から市場投入しており、東京電力福島第一原子力発電所事故後の除染向けに販売していく考えだ。

Alara1146は、汚染された壁や床に塗装すると最長48時間程度で硬化する。 硬化乾燥した塗膜をガムテープのように人力ではがして、放射性物質を除去する。 米国内の原子力施設内で実施した際は、塗膜した個所の低レベル放射性物質を92%除去できたという。

荷姿は約20リットルが入った5ガロン缶で販売。 これで約30~40平メートル分を塗膜できる。 はがした塗膜は、紙のように小さく折りたたんだりすることも可能なため、廃棄物処理作業も容易になる。 また、作業自体も塗装と乾燥後の塗膜のはぎ取りのみのため、作業者の被ばく量を極力抑えることができる。

同社では今後本格的に販売を進めていく考えだが、当初は避難区域内の人家や公共施設向けとして、自治体などを対象に拡販を進める。 将来的には東京電力やプラントメーカー、建設会社など、廃炉作業に携わる企業や他の電力会社、原子力プラント保守業務を手掛ける企業にも提案する。

ジャパンカーボラインは、米重防食塗料メーカーのカーボラインと日本の塗料メーカー、神東塗料の折半出資のジョイントベンチャーで、日本国内でカーボライン製品を販売している。 カーボラインは重防食塗料に関するシェアは世界トップレベルで、これまで原子力発電所や橋りょうなど大型構造物向けに数多くの納入実績がある。

同社の湯浅社長は 「個人レベルから自治体・企業など被災地以外からの引き合いも数多く来ているが、まずは福島県内の避難地域の除染に一刻も早く活用してほしい」 と話している。

同社では本格販売に伴い、避難を余儀なくされている地域の自治体向けの無料サンプルなども用意している。

ジャパンカーボライン株式会社
本社: 〒135-0033 東京都江東区深川1丁目1番5号 和倉ビル
ホームページ: http://www.carboline.co.jp/

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