テープカットに臨む福本・関電不動産社長(前列左から3人目)ら JR大阪駅北側の再開発地区「グラングリーン大阪」の南館が21日に開業した。ホテルやオフィス、カンファレンス施設を備える。来月開幕する大阪・関西万博に向けて、国内外の注目を集めるランドマークの一つとして期待されている。関西電力子会社の関電エネルギーソリューション(Kenes、大阪市、川崎幸男社長)が提供する全国初の帯水層蓄熱など、エネルギー関連設備も本格的に稼働した。
◆Kenesなど、帯水層蓄熱を導入
グラングリーン大阪は下水熱、地中熱の利用など、最先端の環境技術や資源循環インフラを活用した二酸化炭素(CO2)排出削減技術を実装。地域冷暖房やDaigasエナジー(大阪市、福谷博善社長)のコージェネレーションシステムと合わせたエリアエネルギーマネジメントで環境負荷を低減する。