30年代の発電実証を目指す国内の主な計画◆世界で勝てる産業へ
発電実証――。次世代のエネルギー源として実用化への期待が高まる核融合において、今最も注目を集める言葉だ。これを世界に先駆けて2030年代に実施することを目指し、様々なプレーヤーが走り始めている。実用化の鍵を握るとされる発電実証について、国や事業者が議論・計画する内容を整理し、その詳細を明らかにする。
発電実証は、核融合エネルギーの実現に向けた大きな「節目」と位置付けられる。核融合による発電はまだ世界の誰も実現しておらず、これを達成できれば実用化、さらには商用化が一気に近づく。