あいさつで賃上げの意義を強調する壬生会長 全国電力関連産業労働組合総連合(電力総連、壬生守也会長)は23日に都内で中央委員会を開き、2025年の春闘方針で月例賃金3%以上の引き上げを掲げることを決めた。前年の方針と同水準となる。壬生会長はあいさつで「経済の好循環につなげていかなければならない。今年はまさにその正念場」と述べ、電力関連産業の持続的発展に欠かせない人材確保の観点からも賃上げが引き続き必要と訴えた。
電力総連の春闘方針は、各加盟組合の要求の指針となる。今回の方針には、賞与・一時金について年間4カ月をベースに上積みを図るほか、初任給の引き上げを求めることも盛り込んだ。