見守りスピーカー「俣兵衛」 関西電力グループのオプテージ(大阪市、名部正彦社長)は10日、シーマン人工知能研究所(東京都新宿区、斎藤由多加代表)と共同で、高齢者向けおしゃべりAI(人工知能)見守りスピーカー「俣兵衛(またべえ)」の実証を福島県川俣町で開始すると発表した。1人暮らしの高齢者宅に同研究所が開発した俣兵衛を設置。高齢者との対話内容を家族にメールで送信し、対象者の変調などをいち早く捉えられるか検証する。オプテージは通信環境整備を担当する。
俣兵衛は「楽しませる会話」の生成に重点を置いた見守り製品。1999年にリリースされ、ヒットした対話型ゲームソフト「シーマン~禁断のペット~」の知見が反映されている。