長期脱炭素電源オークションは、2025年1月20日から2回目の応札が始まる。24年初回分は蓄電池案件の躍進が目立ったが、足元での人気過熱ぶりをみると、この傾向は続く公算が大きい。
需給調整市場は4月から、3次調整力(2)の入札単位や応動時間が変わる。一部リソースの供出義務化に向けた検討も進みそうだ。中部エリアで行われた揚水発電の随意契約による調達が他エリアに広がる可能性もある。
供給力(キロワット時)と調整力(デルタキロワット)を同時約定させる同時市場を巡っては、24年9月の中間取りまとめで、具体的な時期こそ明示しなかったが、「基本的に導入する方向」が打ち出された。1時間前市場の扱いや、起動費の取り漏れを補填する仕組みづくりなどが論点として残る。
電力先物の利用も拡大が予想される。東京商品取引所の電力先物市場では、大手銀行の参画に伴い海外勢の取引にどこまで厚みが出るかが焦点だ。
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