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総合・原子力

[展望・2025年業界動向を読む]原子力/BWR 再稼働に道

2025/01/06 1面 

島根原子力発電所2号機の原子炉起動手順を進める運転員ら(2024年12月7日、代表撮影)
 中国電力島根原子力発電所2号機が間もなく営業運転に入り、BWR(沸騰水型軽水炉)が再稼働の道を広げつつある。今後は東京電力柏崎刈羽原子力発電所7号機の再稼働に対して、地元同意に向けてどのような段階を踏むかに焦点が集まる。

 一昨年のGX脱炭素電源法成立で今年6月6日から原子力発電所の60年超運転が可能となる。他律的な停止期間を除き60年を超えて運転できるようになる。

 新規制基準適合性審査では北海道電力泊発電所3号機の主要な論点を終え、今年中の設置変更許可取得へ視野が開けた。災害時の屋内退避は今年度内に見直しの方針が固まる。

 核燃料サイクル政策推進へ、日本原燃の再処理工場など設計・工事計画認可に関して着実な審査が期待される。高レベル放射性廃棄物の最終処分場に関する北海道2町村の文献調査について意見が集約される。核融合戦略は春頃の改定が見込まれ、安全規制の基本的な考え方が今年度内に確定する見通しだ。



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