新年あけましておめでとうございます。皆さまには、ご家族や従業員の皆さまとともに、お健やかに新しい年をお迎えになったこととお慶び申し上げます。また、年末年始に電力、ガス、水道など、ライフラインの運転管理に従事された皆さまには、心より感謝申し上げます。
◆昨年を振り返って
昨年は年明け早々に石川県能登地方を震源とする最大震度7の地震が発生し、9月には同県奥能登地方を中心に豪雨に見舞われました。2つの自然災害により甚大な被害が生じ、電力、ガス、水道、通信、道路、鉄道などの多くの関係者におかれましては、年初より復旧活動にご尽力いただきました。心から感謝申し上げますとともに、今後の復興に向けた取り組みに、さらなるご尽力をお願い申し上げます。また、今なお不自由な生活を強いられている被災者の皆さまには心からお見舞いを申し上げます。
電力業界に目を向けますと、11月には東北電力女川原子力発電所2号機がBWRとして東日本大震災以降初めての再稼働を果たしました。続いて中国電力島根原子力発電所2号機も12月に再稼働しました。原子力発電は電力安定供給と脱炭素の両立という観点からも大きな役割を担っており、地域の皆さまのご理解や関係各位のご努力に感謝申し上げますとともに、引き続き安全対策を最優先としつつ、原子力発電の推進に取り組んでいただきたいと思います。
さらに、5月に佐賀県玄海町が高レベル放射性廃棄物処分の文献調査受け入れを表明し、11月には青森県むつ市のリサイクル燃料貯蔵中間貯蔵施設が操業を開始するなど、原子燃料サイクルの推進にも大きな前進がありました。本年もこれまでの努力が実り、さらなる成果が上がることを期待しております。
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