実証試験の現場。トイレの隣に微生物燃料電池を設置した 栗田工業は、開発中の微生物燃料電池について、トイレの排水から発電し、電気機器を連続して稼働させることに成功したと発表した。セル1立方メートル当たりの出力は最大550ワットに達し、実規模サイズへのスケールアップ実験を行った2022年時点の2倍以上に向上した。今後、実用化に向けさらに知見を積み上げるとともに、非常電源などでの活用も検討していく。 微生物燃料電池は、排水中の有機物を分解した際に電子を放出する「発電菌」と呼ばれる微生物を用いる。汚泥として捨てられていた有機物を直接電気エネルギーに変換できるようになる。 >>電子版を1カ月無料でお試し!! 試読キャンペーンはこちらから >>この記事の続きは『電気新聞』本紙または『電気新聞デジタル』でお読みください