新工法を本格適用した常陸大宮変電所の変圧器基礎部分。コンクリート構造物を工場で製作することで工期を6割強短縮した 東京電力パワーグリッド(PG)は、配電用の6万6千V変圧器の基礎工事にかかる期間を6割強短縮できる工法を開発した。従来は型枠・鉄筋の組み立てやコンクリートの打設・養生を現地で行っていたため、40日を要していた。新工法ではコンクリート構造物を工場で作ってから現地に運び、据え付けることで15日に減らせる。2024年度に本格適用を始めた。 工事費用は1割ほど増えるものの、変電所の停止期間を短くできるため配電系統の信頼度向上と託送収入の増加につながる。加えて人手不足に拍車がかかって職人の手配が難しくなっても、工事に制約が生じにくくなる。 >>電子版を1カ月無料でお試し!! 試読キャンペーンはこちらから >>この記事の続きは『電気新聞』本紙または『電気新聞デジタル』でお読みください