中国電力島根２号機、あす原子炉起動／約１３年ぶり、下旬にも再稼働

2024/12/06 1面

島根2号機運開から再稼働までの動き※画像クリックで拡大します※

　中国電力はあす７日、１２年１１カ月ぶりに島根原子力発電所２号機（ＢＷＲ、８２万キロワット）の原子炉を起動する。同日午後に制御棒の引き抜き作業を開始。１本ずつ慎重に引き抜き、核分裂反応が持続する「臨界」に達する。その後、炉内で発生した蒸気でタービンと発電機を回す。出力４１万キロワットで試運転し、１日半ほど経過したら原子炉を停止。１週間ほどかけて原子炉格納容器にある機器が正常に動作しているかを点検する。それから再び原子炉を起動し、１２月下旬に再稼働（発電再開）を果たす計画だ。営業運転に至れば、電力需給と電気料金の安定化に大きく貢献する。

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