廃棄された太陽光パネルのリサイクル義務化を検討する経済産業省・資源エネルギー庁と環境省は、制度設計に向けた取りまとめ案を近く提示する。２１日の有識者会合では、国内で流通するパネルの大半が、海外で生産されている現状を踏まえ、海外製パネルの再資源化費用は輸入事業者が負担する考え方を示した。
自動車などリサイクル法では、製品の再資源化は製造業者の責任とされるが、太陽光パネルは海外製が多い。国外で生産された割合は９割を超えるとする統計もあり、海外メーカーに再資源化費用を求めても、支払いの実効性確保が難しく、輸入事業者に負担を求める方向で検討する。
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