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総合・原子力

原子力機構、回収デブリ分析に着手/年度内に非破壊分析の結果報告

2024/11/14 2面 

燃料デブリが入った輸送容器(日本原子力研究開発機構提供)
 日本原子力研究開発機構は、きょう14日から東京電力福島第一原子力発電所2号機から試験的に取り出した燃料デブリ(溶融燃料)の分析に着手する。12日、福島第一から原子力機構の大洗原子力工学研究所(茨城県大洗町)に燃料デブリが運び込まれた。まずエックス線CTを用いた非破壊分析を数カ月程度かけて行い燃料デブリの外観や重量などを把握。今年度中に経済産業省・資源エネルギー庁へ非破壊分析の結果を報告する予定。
 燃料デブリを受け入れたのは大洗研の照射燃料集合体試験施設(FMF)。もともと高速実験炉「常陽」や高速増殖炉原型炉「もんじゅ」で照射した燃料体の設計妥当性の確認や挙動評価を試験する施設として運用してきた。福島第一の格納容器内部調査のサンプル分析でも数多くの実績がある。



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