四国エリアの広範囲で9日夜、停電が発生した。四国電力送配電によると、午後8時22分に最大36万5300戸が停電し、午後9時49分に解消した。連系線を流れる潮流が何らかの原因で急増し、需給バランスを維持するために負荷が自動的に遮断された。
中国エリアと四国エリアを結ぶ本四連系線の1号線で同日午後2時21分、事故が発生した。2号線は11月8日から作業停止中だったため、2回線ともに停止した。そこで作業停止中だった2号線の緊急復旧作業を実施していたところ、関西エリアと四国エリアを結ぶ阿南紀北直流回線で、関西向きに流れる潮流が何らかの原因で急増。四国エリアの供給力が不足し、需給バランスを維持するために周波数低下リレー(UFR)が動作して停電に至った。
本四連系線の2号線は同日午後8時58分に復旧した。阿南紀北直流幹線の潮流が増加した原因は調査中としている。
TOPニュース
四国エリアで広域停電/9日夜、最大36万戸超