◇論説主幹・藤原雅弘
13年の歳月を経て、止まっていた時がようやく動き出した。東日本大震災後、全国初となる沸騰水型軽水炉(BWR)の東北電力女川原子力発電所2号機(宮城県女川町、石巻市)が稼働する。震源から最も近かった女川原子力発電所は、想定を上回る津波に被災しながら、設計通り自動停止し、冷温停止状態を維持した。安全対策工事を続け、原子力規制委員会の安全審査に合格後、宮城県、石巻市、女川町の地元同意を得た。安定供給のベースとなる重要な電源が、再び地域を支える灯として時を刻むことになる。
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