◇主筆・佐藤貞
1970年代以降、世界の潮流となったのが市場原理主義的な経済思想である。ベトナム戦争やオイルショックを機に揺らぐ米国経済に対し国の役割を重視するケインズ経済学は策を欠いた。代わって台頭したのが市場の機能を重視するシカゴ学派である。主導したフリードマンは小さな政府、国営・公営事業の民営化、規制の緩和・撤廃を唱え、レーガン米大統領、サッチャー英首相に支持された。総本山シカゴ大学はフリードマンらノーベル経済学賞受賞者を輩出。市場原理主義に基づく新自由主義は世界を席巻した。
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