2024年10月8日火曜日
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産業・テクノロジー

[TechTalks]フュージョンエネルギーに備えよ(6)

2024/10/01 4面 

トカマク型のプラズマ閉じ込め磁場
◆長年の苦悩経て主流に/世界の研究機関が総力、成果は誰の手に?

 前回までの記事では、フュージョンエネルギー(核融合発電)の主な技術方式として、磁場閉じ込め方式とレーザー(慣性)方式を紹介した。今回は、世界で100基近く運転している核融合関連装置の中でも、50基以上と最も数が多い「トカマク型」磁場閉じ込め方式について紹介するとともに、核融合発電の研究開発がどのような苦悩と発展の歴史を歩んできたのかを振り返りたい。

◆筆者:尾関秀将氏
 名古屋大学大学院修了後、12年4月に日本原子力研究開発機構に入社。那珂核融合研究所(現在の那珂フュージョン科学技術研究所)でITERプロジェクトに約7年携わった。19年に転職し、現在は電機業界の標準化・認証・ルール形成戦略に関わる。22年12月に個人のウェブサイト「核融合の先生」を立ち上げ、核融合の最新知見をわかりやすく伝える情報発信を開始。同名のYouTubeチャンネルも運営している。
「核融合の先生」https://jpscience.info/



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