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「ワット・ビット連携」コスト強みに構想検討へ/垣根越えた連携が重要に

2024/09/30 1面 

再エネとデータセンターの立地点にはギャップがある
再エネとデータセンターの立地点にはギャップがある※クリックで拡大します
 政府は電力系統と通信基盤を一体的に整備する「ワット・ビット連携」構想の検討を進める。脱炭素電源とデータセンター(DC)の距離が離れると、送電網を整備するのにコストや時間を要する。この構想は、光ファイバーケーブルが送電線に比べ大幅に安価な点に着目。DCを脱炭素電源の近くに設置し、光ケーブルを伸ばして情報を伝送することで物理的距離の制約を克服する。実現には官民の垣根を越えた連携が求められる。
 ワット・ビット連携は、東京電力パワーグリッド(PG)の岡本浩副社長が首相官邸の有識者会合「GX2040リーダーズパネル」で提唱した。その結果、上位会合のGX実行会議で、GX2040ビジョン策定に向けた検討のたたき台に載った。脱炭素電源や水素などの近傍に産業を集積し、日本全国を俯瞰した効率的で効果的な系統整備を進める。



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